畳の豆知識
畳とは?
簡単に言うと、畳は畳床に畳表を縫いつけたものです。畳は主に「畳表」「畳床」「畳ヘリ」の3 つの材料から成り立っています。
畳床 |
以前は稲わらが当たり前でしたが、現在では木質繊維質の畳床も多く使われています。( 厚さは1.5cm ~ 5.5cm ) |
---|---|
畳表 |
イグサを主に麻糸や綿糸で織り上げられたものです。使うイグサや糸によって等級(品質)が分かれています。 |
畳へり |
畳を引き締め、和室にアクセントをつけると共にアクセサリーともなり、和を与えてくれます。 |
畳のサイズ
京間(本間) |
95.5 × 191.0(cm) 主に近畿以西 |
---|---|
中京間(三六間) |
91.0 × 182.0(cm) 主に東海地方 |
江戸間(五八間) |
88.0 × 176.0(cm) 主に静岡以北 |
上記は基準サイズ。現在の住宅では立地条件等により異なる場合があります。
畳のお手入れ
こまめに掃除をする |
ホウキや掃除機を使うときは、畳の目に沿って優しくかけてください。 |
---|---|
風通しが一番大切です! |
晴れた日には、できるだけ窓を開け、室内を乾燥させてください。 |
畳干し( 出来る人だけ、無理にやらない) |
畳を起こして( マイナスドライバーを畳の隙間に入れると持ち上がります)、空き缶等をつっかえ棒にし、窓を開けておく。 畳の下の湿気がなくなり、畳が長持ちします。 |
ヘコミ直し( ヘコミが少ない場合) |
家具等でヘコミができたときは、硬く絞ったタオルをかぶせ、上からスチームアイロンをかけると元に近い状態にまで復元します。 |
畳表を定期的に張り替える |
イ草は、年数とともに劣化していきます。 |
畳のカビ対処法
軽いカビの発生 |
天気のよい日に窓を開ける。
しばらく乾燥させてから畳目にそってカビを掃除機で吸い取る。そして畳目にそって乾拭きをする。これを何度か繰り返します。 |
---|---|
重度なカビの対策 |
3、4 日ほど晴天の日に畳を室外に出して乾燥させる。( このとき畳表が日焼けしやいように、日陰か畳を裏返します。)
完全に乾燥させてから、ホウキや掃除機でカビを取り除き、乾拭きをします。 |
カビの予防
● 時々、消毒用エタノールまたは、ファブリーズで畳の表面を抗菌する。
● 雨の日はエアコンや除湿機で除湿する。
● 湿気が多い家は、床下換気扇等で対処する。
畳のダニ対策
すぐにできる対策 |
● 部屋を徹底的に掃除するのが一番です。 |
---|---|
プロのダニ対策 |
● 畳床と畳表の間に防虫シートを入れる。 ( 畳床からのダニに対して、効果は高い) |
根本的な対策
常に部屋を清潔にし、除湿換気をお願いします。
ダニは畳以外にもお家のあちこちにいます。常に部屋全体を掃除することを心がけましょう。また、ダニは高温多湿の場所を好むので、湿度管理も気を付けましょう。
一言
お住まいにより、いろんな状況が考えられます。
長年住んでいるお客様が一番お家の事をご存じなので、一緒に相談しながら対処していきましょう。